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記事: 【企画】2月の定期便はボリューム満点ご飯のお供!

【企画】2月の定期便はボリューム満点ご飯のお供!

いつもABショッピング、グルメ定期便をご利用いただき、心より感謝申し上げます!

毎月お得なグルメセットが届く、グルメ定期便サービスですが、

1月11日から受付スタートする「2月」のお届け商品は「干物・たらこセット」です。

<2月グルメ定期便 セット内容>
青いそ300g / 八角150g / 宗八カレイ200g / コマイ一夜干し2本計200g / ナメタカレイ200g / ほっけ400g / 北海道仕込みたらこ300g / 福のうまみ(8g×30包)

 ご飯のお供に打ってつけの大ボリュームなセットとなっています!

グルメ定期便に毎月おまけが付きます!

AppBankらしい特別なおまけを用意して買ってくれた方にプレゼントしたい…!」という思いで、グルメ定期便には商品にちなんだ毎回異なるグッズをプレゼントしています。

 

2月のグルメ定期便のおまけ

マックスむらいの個性が詰まった、2025年4月から2026年3月までの月めくりカレンダーが登場!

毎月異なる表情や、ユーモアたっぷりのマックスむらいが、あなたの日常に笑いと元気を届けます。時には真剣な眼差し、時にははじける笑顔。彼の魅力が詰まった12か月分のショットは、ファンならずとも楽しめること間違いなしです。

実は今回の写真は、撮影データをそのまま使用!
見覚えのあるあの写真の背景や、撮影時のリアルな空気感もそのまま写っています。
その当時の“歴史”を感じられる、ファンにはたまらない特別仕様となっています。

<特徴>
   •    2025年4月〜2026年3月までの1年間仕様
   •    毎月異なるマックスむらいの無修正・撮り下ろし写真を使用
   •    予定を書き込みやすいシンプルで便利なデザイン
   •    自宅やオフィスのデスクを明るく彩るアイテム

マックスむらいとともに、楽しく彩る1年を過ごしましょう!

(おまけはグルメ定期便とは別便で後日配送予定です)


引き続き継続購入中の方も、今回から新たに申し込みされる方も、どちらの方にも2月のおまけをお送りさせていただきます! 

 

▼グルメ定期便

 


 ▼マックスむらいchで紹介

▼グルメ定期便のおまけ企画動画

【短編ラノベ】紅蓮の導き手とゼロの魔導書
──Re:Define This World──

■プロローグ

空が、漆黒に燃え尽きていた。

……いや、「空のようなもの」が燃えていたと言うべきかもしれない。

私はその異様な光景を茫然と見つめていた。

熱は感じない。それなのに皮膚の下――魂そのものが疼く。
「この世界は燃え尽きる」と、直接訴えかけられているようだった。

紅蓮の空は、世界の終焉そのものだった。

視線を落とすと、古びた魔導書があった。
魔導書を手に取ると、ずっしりとした重厚感がある。表紙に刻まれた見知らぬ文字が、紅蓮の光を帯びて浮かび上がる。

「ようこそ。この世界へ。」

声に反射的に振り向くと、そこに立つのは巫女装束の少女。
白と紅蓮の衣が、風に揺れている。

「……誰だ?」

思わず口をつく。

少女は微笑む。

「私はメグーミ。あなたの創造主です。」

「メグーミ……?」

どこかで聞いたような名だが、思い出せない。

「あなたは、未来を変えるために選ばれたのです。」

「未来を……変える?」

私は魔導書に視線を落とした。

彼女は静かに告げた。

「この世界も間もなく崩壊します。」

だが、その声の奥には、隠しきれない悲しみがあった。

メグーミは、燃え盛る漆黒の空を見上げる。

「崩壊を防ぐ方法がひとつだけあります。」

彼女は魔導書を指さした。

「『ゼロの魔導書』です。」

「魔導書で……未来が変えられるのか?」

「ええ。」

メグーミは微笑んだ。

「その代償として、あなたは記憶を少し失います。」

「記憶を……?」

「はい。」

彼女の瞳が揺れる。

「仲間との思い出も、自分の名前さえも。いずれ何者かさえ分からなくなるでしょう。」

私は魔導書を見つめた。

未来を書き換える魔導書――
だが、それは自分を失う道でもある。

「……それでもやるさ。」

口元に浮かんだのは苦笑だった。

恐ろしくても、目の前の現実を放置できる人間ではなかった。

「……ええ。あなたはきっと、そうするでしょう。」

メグーミの声が微かに震えた。

「それが、私の願った未来のための存在ですから。」


■第一章:ゼロの魔導書

漆黒の空の下、私は魔導書を見つめる。
表紙の紅蓮の文字が揺らめき、今にも燃えそうだった。

「……使うたびに記憶が消えるんだよな。」

独り言のように呟く。

その瞬間、暗黒の空が雷鳴を轟かせた。

――パァンッ!

光が弾け、視界が漆黒に染まる。

気づけば戦場だった。

目の前には漆黒の鎧を纏う暗黒騎士――レヴナントが立ちはだかる。

「貴様が未来を書き換える者か。」

その声は、世界の終わりそのものだった。

レヴナントは無言で剣を振り下ろす。

「っ……!」

反射的に避けるが、衝撃が肌を刺すように伝わる。

「……すさまじい。このままじゃ避けきれない。」

「むらい!ゼロの魔導書を使って!」

メグーミの声が響く。

剣をかわし、私は魔導書を掲げた。

魔導書が紅蓮の光を放つ。

気づけば、知らない呪文が口から零れ出ていた。
まるで誰かに操られるように――いや、記憶の奥底から引きずり出されたように。

「未来を再構築する!リディファイン・ディス・ワールド!」

レヴナントは消滅して光となり、紅蓮の光が世界を包む。

勝利の喜びと同時に、私は気を失った。

目を覚ますと、強烈な頭痛が襲った。

「何かと戦った……。世界を救った……そんな気がする。」


背後で声がした。

「ようこそ、この世界へ。」

振り向くと、既視感のある白と紅蓮の衣が風に舞う巫女の少女がいた。

彼女の瞳には、微かに星屑のような涙が光る。

その光景に触れ、私の決意が言葉となって口から解き放たれた。

「どの世界に堕ちようとも、私はイチからでも……いや、ゼロからでも…参ります!」